「バウンドテニス」って?
バウンドテニスは、いつでも、どこでも、だれでもできる生涯スポーツです。
しかも、健康のためのレクリエーションとしても、本格的な競技としても、家族や友人と楽しむコミュニケーションとしても楽しめる、魅力あふれるスポーツです。
バウンドテニスはテニスとルール・技術・戦術・打球感などが極めて似ているので、手軽にその醍醐味を楽しむことができます。また、バウンドテニスで身に付けた技術は十分テニスにも通用しますので、ジュニアたちにはテニス部活動などへのリードアップスポーツとしても注目されています。
バウンドテニスのルールについて
シングルス(2人)ダブルス(4人)BTラリー戦(6人)サバイバル戦(何人でも)といったように、このスペースで多様なゲームが楽しめます。
サービスは1球のみ、腰の高さより下で打つことが原則で、1ゲームごとに交互に行います。通常のシングルス、ダブルス戦では、1ポイント目は必ず右対角線から行います。
すべてのプレーヤーは、サーバーのラケットにボールが接する以前に、コート内に入ってはいけません。
ボレーはサービスから数えて第4打目からできます。
チェンジコートは奇数ゲーム終了ごとに行います。
ダブルスは、必ず4人が交互にボールを打たなければなりません。
BTラリー戦とは、6人が1チームとなり、左右のコート3人ずつに分かれて、決められた順番で時間内にどれだけ多くのラリーをできるかを競い合うゲームです。通常のゲームのように、相手を倒すのではなく、相手に打ちやすい球を返すことが基本となります。
サバイバル戦とは、参加人数が左右のコート半分ずつに分かれて、1球ごとに次の人に入れ変わりながら順番にラリーをしていくゲームです。ミスをした人から抜けていき、最後までミスをしなかった人が勝ちとなります。
ではバウンドテニスとテニスの違いは何なのでしょう?
バウンドテニスは、テニスコート約1/6のスペースでできるので場所をとりません。体育館、コミュニティーセンターなど、簡単に人工芝コート・ネットを設置することができます。特に新潟のように降雪のある地域では、天候に左右されない屋内スポーツとして、一年を通して気軽に楽しむことができます。
小学生はもちろん還暦を迎えてからでも始められるスポーツで、すぐ楽しめるようになります。しかも技術的に非常に奥が深いので、飽きることなく上達を楽しめます。
競技性を持ちあわせたシングルス、ダブルスに加え、レクリエーションとして多人数で楽しめるチーム対抗戦、BTラリー戦など複数の種目があります。
新潟では、東京で行われる全国大会の出場枠を競う県選手権大会を筆頭に、甲信越ブロックの大会や各レベルに応じた大会も数多く開催され、県内外選手との交流を深めつつ、個々人の技術の向上と健康維持に役立っています。
またバウンドテニスには、指導員・審判員、上級指導員・上級審判員、そしてコーチの制度があり、技術の向上に伴って資格に挑戦する「自己研鑚の楽しさ」もあります。自分のことができるようになったら、人のために「支えるスポーツ」も楽しめるように、幅広く考慮されているスポーツといえます。
バウンドテニスの用具について
コートの大きさは巾3m、長さ10mの長方形で、裏面が滑り止め加工のされた人工芝でできています。ネットの高さは50cmです。ラケットは長さ約50cm、ボールは直径約6cmの柔らかいゴムボールを使用しますので、安全性にもしっかりと配慮されています。
毎年開催される主な大会
○競技スポーツとしての選手権大会
全日本バウンドテニス選手権大会(東京体育館にて開催)
ブロック選手権大会(全国9ブロック)
※新潟は北信越ブロック(新潟・長野・富山・石川・福井)として参加
各都道府県選手権大会
○生涯スポーツとしての親善交流大会
ブロック親善交流大会(全国9ブロック)
各都道府県親善交流大会
○世代別の大会
日本バウンドテニスゴールド大会(シニアチーム日本一決定戦)
ブロックジュニア大会(小中学生)
このようにバウンドテニスは、限られたスペースの中で、多くの人が多様のゲームを楽しめるように考案され、日々の運動不足の解消や健康維持、そして各大会など通して、個人の技術の向上と県内外地域との交流や仲間づくりにも役立っています。
「新潟」だからこその屋内スポーツとして、この「バウンドテニス」を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
新潟県バウンドテニス協会 普及委員会